社会福祉法人雅福祉会 理事長のうむい

昨日、恒例の子育てサークルを行いました。題目は「イギリスから学ぶ優れた人づくりのアイデアとその実践法」でした。エピソードや身近な事例を出して、わかりやすい言葉でのお話でとても充実した時間が持てました。名古屋で5年間幼稚園教諭として、乳児園で7年間の経験を活かして、現在はイギリスでナーサリースクール（15年間）オーナーでもあり、園長としてもご活躍の津坂かよ先生をお招きしました。
　先生は、グローバルチャイルドケアの育成に尽力を尽くし、人間の基盤となるアイデンティ（自分軸）を構築することから始まり、しっかりとした自分軸があって初めて人はグローバルな世界と繋がることができると話していました。では、どうしたらぶれない太い軸を作ることができるのでしょうか？そのヒントはイギリスの乳幼児からの人づくりにあり、一人の人間として自立させることを念頭に、子どもにあるがままの自分を受け入れさせ、自分らしさを育てることであります。まさに今の日本人に必要だと言われている自己肯定の育成であります。自分軸を育てるには・・・。
　・自己肯定感を高めるに愛情表現をしていますか。自分のことが好きですか。
　・自主性、コミュニケーション能力を高めることで自分らしさを育てる。
　・クリティカルシンキング・・・・考えて行動する子ども
　私が大事にしたいと思いましたのが、夫婦の時間を作る、夫婦仲が良い、が印象的で、夫婦の関係が子育て、人育てに大きく影響を与えることでした。また、発想の転換も必要であると感じました。自分はどのタイプなのでしょうか？
Iタイプ・・・・・自分で意思決定をして自分で決めたことに責任を持つ。自分で決め
ると乗り越えられし、解決できる。自分を信じることができる人。
YOUタイプ・・・あなたの意見を聞いて決める。上手くいかないと責任を相手のせい
にする傾向がある。判断や決断するのに自信が持てない等。　
あなたはどのタイプでしょうかYOUタイプからIタイプの発想の転換をする訓練の方法は、自分自身に問うてみることやフィードバックすること。（本当にやりたかったことなのか、周りに促されてやったことか等）　
☆参加者の保護者から感想が届きましたので記載します。
　今回のセミナーをうけて大変刺激を受けました。もうじき4歳の誕生日を迎える息子にこれからどう接したらよいか迷っていたので、良いヒントや道しるべを与えていただいた気がしてスッキリしました。育児だけでなく私自身も自己肯定をしながら生活できると幸せな日々が送れそうです。また、自分を評価するのは、少し苦手ですが、今回の子育てセミナーに参加して、あっ、ここはできているな、ここはまだまだだなあと改めて気づくことができ、非常に良い機会を頂き感謝。津坂先生のお考えに多々共感する部分があり、私の育児の原点でもある夫の母は、津坂先生のおっしゃっていたことが出来る方なので、改めて良い環境で子育てが出来ている日々に幸せだなあと思いましたので、速く家族に伝えたい気持ちになりました。また、真剣にセミナーを受けていらっしゃるみやび保育園の先生たちの姿を見て、やっぱりみやび保育園ってすごい！！と嬉しくなりました。