保護者からの声

2017年07月10日

【保護者からのお便り】
 私は子どものことで悩んでいました。我が子は何に対しても「イヤ」としか言わない。「言うことを全く聞かない」と、いつも悩んでいました。ある日、さりげ無いきっかけで園長先生に話を聞いてもらいました。その頃の我が子は親の言葉に全く反応もせず、無視された思いがしている時でもありました。
 園長先生の言葉は、「子どものお話を聞いていますか」「認める心、待つ心、感謝の心」など、毎日の生活の中で実践していますか。」事例を上げながら丁寧に話してくれました。気が付けば私の言葉は要求ばかりになっていたように思えたのです。親に求める気持ちがあればその倍は、認めたり、誉めたりが必要となるなど、日常生活の中で簡単に出来そうでも頭の隅においていないと忘れて、日々の忙しさに流されていることに気づかされました。
 話を聞いてもどうやって「言葉がけ」したらいいのかも全くわかっていない私。立ち止ってよく考えてみると
①子どもへ言葉がけが足りないこと。
②親の要望ばかりで子どもの気持ちを聞いてあげようとしてなかったこと。
③親のペースに巻き込むことばかり考えて待つことが出来なかったこと。など、園長先生と話していくうちに気づかされたのです。子育てサークルに参加した時も待つことの大切さや子どもの気持ちに寄り添い、共感するなど、いろいろお話してくれていましたが、リアルに園長先生の言葉を実感したのは、この時だったような気がしました。
 これから我が子とどう向き合っていいか・・・。先生は「今日も保育園で頑張ったのね」と日常の小さなことからでいい、親が出来ることでいい、すべては毎日の生活の積みかさねであると、ポイントを教えてもらい実践していきました。
1日目、2日目、3日目と子どもがどんどん変わっていくのが確実にわかるようになりました。私もあまりにも成果が出て、驚いてしまい園長先生に報告しましたら、一緒に喜びを共有してくれたので私のやる気に繋がっていきました。
 今までは、我が子は「何も聞かない、言葉に何も反応が無い」と子どものせいばかりにしてきていました。我が子をそうさせていたのは実は親自身だったことに気づきました。保育園に行かせているからと、すべてお任せしている部分があったと思いました。4歳になるまで、我が子とちゃんと向き合っているつもりでいたが、全く見れていなかったことがわかりました。それでいつの間にか会話も減っていったと思いました。親として、人として沢山勉強になり、最近では、今まで感じたことがなかった親子の温かい感覚で我が子と接することが出来て、気持ちも楽に生活が送れている。振り返ると2度と以前の環境に戻りたくないし、4歳のまだ幼いわが子をそんなふうにしてしまい大きな反省です。また、「言葉で伝えないと何も伝わらない。すべて言葉であり、これから生きていくうえでとても大事にしたいです」と園長先生は話していました。
 そして今、我が子の気持ちを沢山聞いて共感して過ごしています。私も子どもも毎日がお互いの愛情の交換をしています。返事も「ハーイ」と元気にしてくれるし、「お母さん今僕、もう少し遊びたいから少しだけまって・・・」など気持ちを伝えてくれます。子どもの成長には順番があり、それを理解しようと努力しています。今、子育てをしていて園長先生の子どもに対する温かい言葉がポンポン浮かんでは消えしますが、ひとつひとつ大事にしたいと思っています。先生本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。我が子がこれまで以上にもっともっと愛おしく感じます。



Posted by hoikuen_miyabi at 12:07│Comments(0)
 
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